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せっかく伝えたい内容をたくさん盛り込んだ文章を書いても、読みにくい・読んでもらえない文章は役割を果たせません。そこで、読んでもらいたい文章を作成または校正するときに気をつけているポイントをまとめました。
目次
1.長い文章は短く分割する
一文の中に「 読点(、)」を多用した長い文章は読み手を遠ざけてしまいます。読んでいる側はだんだん意味がわからなくなってくるでしょう。一文にはひとつの意味だけをもたせるようにし、こまめに「 句点(。)」を打って分割しましょう。一般的に80文字を超えると文意がわかりづらくなると言われています。
【例文】
週末の天気予報は晴れだったので、友達を誘ってBBQをする予定だったが、当日は土砂降りの雨が降っていて、結局BBQは中止になってしまった。
【修正後】
週末の天気予報は晴れだったので、友達を誘ってBBQをする予定を立てていた。しかし、当日は土砂降りの雨。結局BBQは中止になってしまった。
2.くどい表現は省くまたは言い換える
特に「~こと」「~という」は、無意識に使用してしまいがち。これを多用すると、読み手にくどい印象を与えます。思いつくままに文章を書いていると気づけば何度も登場していますが、読み返してみると結果必要ない場合がほとんど。省くまたは別の言葉に言い換えると、簡潔でストレートな文章になります。
【例文】
しっかり勉強することで、良い結果を得ることができる
【修正後】
しっかり勉強すれば、良い結果を得られる
3.文末表現に変化をつけ、リズムの良い文章に
「~です」「~です」「~です」と、単調な文末表現が続く文章はどこか野暮ったく感じませんか?そんなときは文末表現のバリエーションを豊富にするだけでも、洗練された文章に変化します。
- ~と思います
- ~かもしれません
- ~ではないでしょうか
- ~に違いありません
- ~と考えられます
- ~はずです
「ですます調」に限らず、「体言止め(文末が名詞で終わる)」などを織り交ぜると文章にメリハリがつき、リズムが良くなります。
※体言止めの多用には注意
4.ひらがな・漢字をバランス良く使う
漢字ばかり、ひらがなばかりの文章は見た目で読みづらさを感じます。難しい漢字や当て字はひらがなにする、連続する動詞はどちらかをひらがなにするなど、読んでもらうための工夫が必要です。
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5.文章もデザインする
文章を「見た目」で読んでもらえる工夫も必要です。
- 適切な位置で改行する
- 段落が変わるときは行間をあける
- 箇条書きを活用する
- あえて中央揃えにする
- 強調したい箇所は、色・サイズ・太さを変える、マーカーを入れるなどする(ただし本当に重要な部分のみに絞る)
- 可読性、視認性を考慮したフォントを選ぶ
- 写真やイラストなど挿絵を入れる
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伝わりやすい文章や画像を作るためのポイント
まとめ
最後に大切なのは、自分で読み返してみること。改めて読み返してみると「ここはいらないな」「なくても意味がわかる」部分が必ず出てきます。削れる部分は削って、読み手にストレートに伝わる文章に仕上げましょう。