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独自ドメインを使用したレンタルカートの運営において、独自ドメインメールのメールサーバーだけを、Xserverに設定したいとのご依頼がございました。
具体的には、ショッピングカートに付随するメールサーバーオプションなどを利用せずに、レンタルサーバーのメールサーバーを使用して独自ドメインメールを利用したいというご要望です。
＜現在の状況＞
レンタルカートで独自ドメインを使用するためには、Aレコードを変更するだけで、特にMXレコードは変更していない。
ただ、このような状態ではメールが届かない問題が生じています。
本記事では、独自ドメインをレンタルカートなどで使用する際に、別のサーバーにメールサーバーを設定するためのDNS設定について詳しく説明します。
目次
レンタルカートに独自メインを割り当てる方法
- レンタルカートに独自ドメインwww.example.comを割り当てる
- 独自ドメインはエックスドメインで取得
- レンタルサーバーはXserverで、独自ドメイン（example.com）を割り当てる
- DNSゾーンはXserver上で管理
DNSゾーン設定方法
一般的には、独自ドメインをレンタルカートに割り当てる場合、DNSレコードのAレコードをレンタルカートのIPアドレスに設定します。
同様に、”www”のサブドメインも同じくIPアドレスを設定することになります。
これにより、独自ドメインをレンタルカートに割り当てることができます。
メールサーバーだけ別サーバーに割り当てる方法
Xserverの場合は、デフォルトで、MXレコードには、独自ドメインが設定されています。
そのため、Aレコードを書き換えると、独自ドメインを参照しているMXレコードも連動して変更されてしまうため、Xserverにメールが届かなくなる可能性があります。
したがって、MXレコードはXserverから変更されないようにする必要があります。Aレコードのみを変更することで、独自ドメインをレンタルカートに割り当てることができ、MXレコードはXserverから変更されないようにする必要があります。
DNSレコードのMXレコードを修正
Aレコードを変更した独自ドメインは使えないので、MXレコードをメールサーバーのホスト名に変更する必要があります。
Xserverですと、「svXXXX.jp」です。
それだけで、独自ドメインメールの送受信が行えるようになります。
下記が参考です。
とすることで、WEBサーバーは別サーバーで、DNSサーバーとメールサーバーは、Xserverで運用することができます。
まとめ
今回の事象は、レンタルカート側ですべて行うと、通常の料金よりも高くなるといったことから、このような設定を行いたいという要望でした。
レンタルカートのオプションサービスは、あまり使わず、運用していきたいといった方は、参考になさってください。
